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2011年2月22日 (火)

収入と所得

所長です。

会計事務所業界ではすっかり確定申告モード。どこの事務所でも残業の日々ではないでしょうか。

普段と確定申告期の大きな違いは、「企業相手」と「個人相手」の比率が変わる所でしょうか。

普段は「企業相手」の比率が高く、この時期は「個人相手」の比率が高くなります。中には1年に1回だけお会いするクライアントの方もいらっしゃいます。

又、確定申告は「所得税」の申告であるため、この時期に受ける質問も「所得税」に関するものが多くなります。

すると、避けて通れないのが、「収入がこれ位だと、税金はいくらになるの?」という単刀直入な質問。

しかし、所得税の計算は、「収入×税率」ではないので、この手の質問はとても困るのです。

現在、所得税の計算は、基本的に「所得×税率」であり、この「税率」は「所得」の金額に応じて変動します。

そしてさらに厄介なのが、「収入」=「所得」ではない、という点です。

「所得=収入-所得控除」なのです。「所得控除」とは、「扶養控除」や「社会保険料控除」、「医療費控除」などの合計ですから、扶養家族の人数や保険の支払額によって増減します。

例えば、収入400万円のAさん、Bさんがいたとします。Aさんは独身、Bさんには扶養家族が2人いたとしましょう。(話を単純にするため、これ以外の条件は無視します。)

38万円の基礎控除が全員に認められているため、Aさんの所得は、400万円-38万円=362万円です。一方、Bさんの所得は、400万円-38万円×2人-38万円=286万円となります。

税率については、Aさんが20%、Bさんが10%となります。

つまり、収入が同じでも、条件が違えば税額も変わるのです。なので、単刀直入なこの質問に対し、きちんと回答するのは実は難しいのです。

少しでもご理解頂けましたでしょうか?

ちなみに、上記の例では扶養家族のいるBさんの方が有利に思えますが、実際にはBさんは2人の扶養家族に対する支出があるハズ。独身のAさんの方がお金に余裕があるかもしれません。

「税金の高い、低い」が「損、得」の判断基準ではない、ということも認識して頂ければ、と思います。

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コメント

ブログにコメントいただきありがとうございますヽ(´▽`)/

先生のブログはとても参考になりますので、勉強させていただきます。(私は食べ物ネタばっかりです(*^.^*))

あと、整備工場に行った研修の発想がすごい。

これからも勉強させていただきます。

コメント、ありがとうございます!
TKCには沢山の師がいらっしゃいますので、皆様に支えられながら、頑張らせて頂いております。
次にお会いできるのは4月の伊香保でしょうか?
これからもご指導の程、よろしくお願い致します。

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