守るために壊す
所長です。
せっかく桜が満開になったのに生憎の天気です。今年はお花見の条件が揃わないですね。
さて、TKCから出版されている「戦略経営者」の今月号にタカラトミーの社長インタビュー記事が掲載されています。
小さい子供を持つ親なら誰でも知っている、「トミカ」や「プラレール」、「トランスフォーマー」に「ベイブレード」。このドル箱商品を持つタカラトミーはさぞかし不況など知らない優良企業だろうと思われるかもしれません。
しかし、タカラトミーは円高や少子化など、幾多の大きな危機を乗り越えた経験を持つのです。その時、手腕を振るったのが祖父、父親につぐトミー三代目の後継者社長でした。
後継者社長は時代の変化に合わせて、国内工場の閉鎖を断行し、キャラクター商品はやらないという社風にそむき、ついにはタカラとの合併まで行います。
一見、「破壊者」に思えますが、タカラトミーがおもちゃメーカーとして存続するために必要な決断であり、まさに「守るために壊す」だったのです。
この内容については先日、「カンブリア宮殿」でも放送されたのでご覧になった方も多いかもしれませんね。
何を守り、何を捨てるのか、その「取捨選択」に命をかけるのが経営者なのです。
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