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2009年9月 7日 (月)

キリンフリー

所長です。

今、正真正銘のノンアルコール・ビール(ビール風味飲料)、キリンフリーが売れています。

Nikkeistr0910 私の定期購読している日経情報ストラテジーの10月号に特集記事が載っています。

2007年の道路交通法改正により、飲酒運転が厳罰化されました。これ事態は社会的にはいい方向だと思いますが、お酒を商売にしている業者にとってはまさに大きな環境変化でした。酒メーカーのみならず、飲食店の売り上げまで急落したのです。

そこで各メーカーはノンアルコール・ビールで勝負をかけますが、実際には微量のアルコールが含まれており、ドライバーや病気の人は依然飲めないものでしたし、味も本当のビールと比べれば落ちます。さらに「第三のビール」の攻勢もあり、すっかり存在感を失ってしまいました。

そこへキリンが起死回生の商品を開発します。アルコール分0%、正真正銘のノンアルコール・ビールです。伊達公子選手がプレー中に飲むCMで話題になりました。

当然、アルコール分0%でビール風味を出すには相当の苦労、困難があったはずです。しかし、「ノンアルコール・ビールでは商売にならない」とあきらめずに、究極の0%にこだわった成果がキリンフリーなのです。

しかも、キリンフリーの開発成功によって、キリンはビール会社でありながら、飲酒運転撲滅運動に取り組むことができるようになりました。また、キリンフリーは酒税の対象外なので利益率も高くなります。

ちなみに、キリンフリーの恩恵を受けるのはキリン一社だけではありません。飲食店でも、通常アルコールを注文せずにウーロン茶などの低単価商品を注文するドライバーがキリンフリーを注文することにより、客単価の向上につながっているそうです。

企業を取り囲む外部環境の変化を嘆いていても業績は回復しません。外部環境の変化に合わせて、自らも変化に適応していくことが必要です。つまり、環境変化は自分を変えるチャンスなのです。

小林税理士事務所のサイトはこちらから
http://www.kobazei.com/

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