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2009年5月 4日 (月)

ローズダスト

Rosedust 所長です。

新型インフルエンザの話題で北朝鮮のミサイル発射の影がすっかり薄くなってしまいましたが、あの時は各地で迎撃態勢が取られるなど、平和国家・日本らしくない光景でした。

しかし、地球上では今なお、戦争はなくなっていません。日本にいるとそのことを忘れてしまいがちです。だから市ヶ谷に迎撃ミサイルが配備されるとものすごく異様な光景にも映ってしまいます。

そんな「平和ボケ」な日本に一石を投じるかのごとき作品を書く福井晴敏氏の「オペレーション・ローズダスト」が文庫化されました。福井氏といえば、「亡国のイージス」「終戦のローレライ」が相次いで映画化され、ヒットしています。(戦国自衛隊のリメイクもありましたね。)本作「…ローズダスト」も前出の作品に負けず、読み応えのある作品に仕上がっています。

「…ローレライ」は太平洋戦争末期を舞台にしていますが、本作は「…イージス」同様、現代の日本を舞台にしています。物語の展開も「…イージス」を踏襲していますが、「…イージス」では東京湾内におけるイージス艦内での戦闘だったのに対して、本作ではお台場・有明といった臨海副都心が戦場になり、より一層、読み手に危機感を与えます。

ただの“戦争ドンパチ物”ではなく、登場人物それぞれに感情移入させ、涙腺を刺激し、時には「国家の在り方とは?」という問いかけもする、福井氏ならではの力作といえるでしょう。

小林税理士事務所のサイトはこちらから
http://www.kobazei.com/

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