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2009年1月13日 (火)

螺鈿迷宮

Radenmeikyu 所長です。

チーム・バチスタ・シリーズの番外編ともいえる本作。大ヒット作「チーム・バチスタの栄光」と「ナイチンゲールの沈黙」の間を補完する作品ともいえます。本編で田口講師とコンビを組む白鳥が医学生・有馬とコンビを組んで「ナイチンゲール…」にも登場した桜宮病院を舞台に終末期医療に潜むミステリーに迫ります。

海堂氏ならではの医療問題とエンターテイメント要素がうまくミックスし、本来なら難しくなりがちな医療問題を題材にしても、一般的なミステリー作品として楽しく一気読みできます。現役医師でもある海堂氏の底知れぬポテンシャルを感じさせます。

本作を読んで、改めて感じたのは、「医療とは、本質的に誰のための医療なのか?」

もし、本当に患者の余生を考えれば、採算度外視の医療になり、たちまち病院経営は破綻してしまうでしょう。病院経営を正常化させるためには患者を見捨てる結果になる可能性も十分にある。それが現在の医療制度なのでしょう。

本来、「ナイチンゲール…」の前に書かれた作品ですが、出版業界の都合により、「ナイチンゲール…」の後に出版されました。「バチスタ…」の正式続編の方が読者がつきやすいでしょうからね。その方が両方とも結果的に売れたのでしょう。

シリーズ4作目となる最新作「イノセント・ゲリラの祝祭」も刊行されましたし、こうなるとシリーズ3作目、「ジェネラルルージュの凱旋」の早期文庫化が期待される所です。私はすっかり海堂ファンです。

小林税理士事務所のサイトはこちらから
http://koba-zei.tkcnf.com/

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