プロというもの
今年は春から台風が多いですね。夏が思いやられます。
さて、元巨人、現横浜の現役プロ野球選手、仁志敏久の著書、「プロフェッショナル」。どうやら横浜への移籍時のシーズンオフに書いたようです。
仁志選手というと、巨人時代は成績の割に態度がでかい、というイメージがあったのですが、本書を読んでイメージが変わりました。本書は仁志選手の野球に対する考え方をベースに書かれています。やはり、何事でも同じなのでしょうが、一流の域に達する人は哲学的なものを持っていますね。それがプロたる所以なのでしょう。
例えば、守備についてですが、捕球というのは「投げるために行うもの」なのだそうです。プロの試合の場合、打球を「捕ったら終わり」というプレーはほとんどありません。内野ゴロなら捕球後、ファーストへ送球しますし、ランナーがいればそれぞれの塁への送球をしなければなりません。内野フライであってもランナーがいれば常に次の塁へ送球できるよう気を配っていなければなりません。つまり、「投げるために捕る」のだそうです。
しかも、そういったプレーをするためには、単純に守備練習するだけでなく、常に様々なシチュエーションをイメージトレーニングすることも必要だそうです。心身ともに準備をしておく、ということですね。
なんだか野球だけでなく、人生の色々な場面で応用できそうな話ですね。
因みに、特に巨人の批判のような、いわゆる暴露本ではありませんのでご注意を。むしろ、金満巨人を「金があるのだから仕方ない」といい、他球団についてはプロである以上、金がない方が悪いという感じです。たしかにビジネスとして考えれば、「金がないからうまくいかない」と愚痴を言ってはいけないですよね。そこが経営努力ですからね。
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